特定の願望成就のために『延命十句観音経』を唱えても霊験は現れない！

例えば、『サマージャンボ宝くじ1等の当選』という結果を願って、『延命十句観音経』を唱えても霊験は現れません。

何故だと思いますか？

それは、『サマージャンボ宝くじ1等に当選するか否かは既に過去世の因縁によって決定されているからです』。

過去世の因縁によって決定されている事柄に対しては、『延命十句観音経』の霊的なパワーは及ばないのです。

観世音菩薩の法力は『人（自分自身も含め）の意識に影響を与え、巡り巡って自分の運命を修正する』ことが出来るに過ぎません。

私は『延命十句観音経』を凡そ3000回唱えた時点で難関国家試験に合格しましたが、それは、『観世音菩薩の法力が答案採点者の意識に働きかけたからに他なりません（つまり、通常の採点者ならば、『32点』とすべきところ、その人の裁量が及ぶ範囲内で『33点』となったと言うことですね）』。

白隠禅師が示した『死罪が決定されていた武将が延命十句観音経を1000回唱えたところ、死罪を免れることできた』と言う霊験事例も『刑の決定権者の意識に観世音菩薩の法力が及んだ結果、死刑の決定を取り止めた』訳です。

ことほど左様に、観世音菩薩の霊的なパワーは『人の意識』に強い影響を及ぼします。

従いまして、経済的に困窮している人に霊験が現れるとするならば、『ある人を介在して良い就職先が見つかる』とか『仕事の依頼がある』と言う形になるはずです。

何もせずに、『延命十句観音経』を唱えても『何も起こりません』。

無から有は生まれませんね。

ただ、以上の原理からすると、『対人関係で悩んでいる人が延命十句観音経を唱えた場合、問題となっている人の意識に観世音菩薩の法力が及ぶので【十中八九】霊験は現れます』。